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セコム、小型飛行監視ロボットを開発

2012年12月27日 (木)

話題セコムは26日、民間防犯用として世界初の自律型の小型飛行監視ロボットの試作機を開発した、と発表した。画像解析技術やセンシング技術、ロボット技術などを駆使して開発したもので、同社は実用化に向け、研究開発を進めている。

不審車両を追跡・監視する小型飛行ロボット(デモンストレーション)

不審車両を追跡・監視する小型飛行ロボット(デモンストレーション)

開発した小型飛行監視ロボットは、敷地内への侵入に対して的確に対応し、犯人の特長を確実に捉えることを狙いとしたもので、オンライン・セキュリティシステムと組み合わせ、異常発生時に不審者を自律飛行で追跡し、その特長を鮮明に画像として記録、セコムに送信することができるという。

ロボットには、遠隔画像監視システム「セコムAX」「セコムIX」などで培ってきた画像処理技術や画像分析技術のほか、屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」で培った「移動しながら周囲の状況を把握するセンシング技術」、屋外侵入監視センサー「レーザーセンサー」で培ったセンシング技術、人物や車両などを追跡する追跡技術などを応用した。

安全面への配慮として、飛行領域は敷地内に限り、人や車などの対象とは一定の距離を保つよう設計。契約先の敷地内で飛行監視することを想定している。