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高速道路各社が通行止め可能性の区間を発表、ウェザーニューズも今後を予測

大雪で予防的通行止めも、寒気ピークで対策必至

2024年1月23日 (火)

国内23日から25日にかけて、日本海側を中心に広い範囲で大雪が予想されることを受け、高速道路各社は現段階での通行止めの見込みをホームページで発表している。

東日本高速道路(NEXCO東日本)では23日19時の発表で、新潟県内など北陸で23日夜以降の通行止めの可能性のある区間を提示した。大規模な車両滞留が発生するおそれがある高速道路と並行する国道でも、新潟、富山、石川県の計21区間を予防的通行規制区間に指定したほか、国道8号の高岡市福岡町‐津幡町九折、津幡町九折‐津幡町舟橋の2区間を通行止めとした。

▲新潟県で通行止めの可能性のある区間(23日19時時点、クリックで拡大、出所:NEXCO東日本)

▲北陸地方で通行止めの可能性のある区間(23日19時時点、クリックで拡大)

中日本高速道路(NEXCO中日本)は15時時点の見立てで、23日19時から北陸自動車道の金沢森本インターチェンジ(IC)‐砺波IC間上下線と、東海北陸自動車道の白川郷IC‐小矢部砺波ジャンクション(JCT)間上下線で開始する予定で、20時からは北陸道・砺波IC‐朝日IC間上下線で通行止めを開始する見込み。23日21時以降に通行止め可能性のある区間として5区間を挙げている。

▲関東‐関西間の通行止めの可能性の区間と広域迂回ルート(23日15時時点、クリックで拡大、出所:NEXCO中日本)

西日本高速道路(NEXCO西日本)では18時時点で、松山自動車道・伊予IC‐大洲IC間と大洲北只IC‐西予宇和IC間で23日夜、米子自動車道・湯原IC‐米子IC間で24日昼以降に、通行止め可能性があるとしている。

▲関西以西で通行止めの可能性のある区間(23日18時時点、クリックで拡大、出所:NEXCO西日本)

ウェザーニューズによれば、東北北部や北陸、岐阜県北部などで吹雪などにより、25日にかけて通行止めとなる区間があるとしている。東海から近畿、中国地方にかけては、名神高速道路や新名神高速道路、中国自動車道などでも、25日午前にかけ、大雪による通行止めの可能性がある。

すでに雪が降っている四国や九州、関東甲信の山沿いや標高の高い区間では、雪による速度規制や冬用タイヤ規制となる可能性がある。通行止めとならない場合でも、事前に冬用タイヤの準備をしておく必要がある。

24日は寒気ピークで西日本広範囲で降雪、山陰は積雪1m以上も

ウェザーニューズによると、23日は今季一番の寒波の南下により、九州や中国などで断続的な降雪が見られた。23時15時の時点で鳥取県境港市では3cm、広島県北広島町・八幡では34cm、金沢市で1cmの積雪を観測したとしている。九州や中国、四国の雪は夕方以降にさらに勢いを増し、気温の低下が加わることで積雪が急速に増加、北陸では1時間に5〜10cmの強い雪となる見込みだ。

同日夜から24日が寒気のピークと予想しており、名古屋市を含む濃尾平野や関西でも積雪のおそれがあるとしている。近畿も北部だけでなく中部まで雪の範囲が広がり、京都市内でも雪の降る可能性がある。雪雲の通り道になる滋賀県内は南部でも大雪になる見込みだ。

▲24日14時の西日本を中心とした降雪予想(クリックで拡大、出所:ウェザーニューズ)

26日夕方まではの積雪は、北陸の山沿いなどは1mを超える増加がある所もあると見られる。北海道や東北から北陸、近畿北部から山陰の山沿いでは広い範囲で50cm以上に達し、各地で今季一番の大雪となる予想だ。能登半島地震の被災地でも30cm以上の積雪が予想している。

▲26日夕方にかけての積雪予想(クリックで拡大、出所:ウェザーニューズ)

急激な積雪による立ち往生の発生、大規模な車両停滞につながるおそれもあり、移動の必要がある場合は冬用タイヤの装着とチェーンの準備は欠かさず、スタックしないよう準備が必要だ。


▲(上から)24日10時、同日19時の積雪予測


▲(上から)24日7時、同日17時の道路通行影響予測

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