ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

迫る物流危機を背景に、スマート物流EXPOが盛況

2024年1月24日 (水)

イベント2024年問題への対応に貢献する各種ソリューションやAI(人工知能)、IoT機器、マテハン、物流施設や物流事業などが一堂に会した展示会「第3回スマート物流EXPO」が24日、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開幕した。

4月1日の改善基準告示施行が迫り、法令対応と物流維持のための取り組みにもよりスピード感が求められる局面となっている。昨年、政府が公表した「物流革新に向けた政策パッケージ」「物流革新緊急パッケージ」や「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」に基づいた取り組みが、物流の各領域で実行することが求められ、現場での運用事例などの検証も重ねられている状況だけに、各種最新ソリューションの動向にも注目が集まる。

今回で3回目の開催となるスマート物流EXPOは、24年を迎えて初の物流展示会であり、出展者側にとっても来場者側にとっても、差し迫った課題に具体的にどう向き合っていくのかが焦点となる。22年の第1回目の展示会立ち上げ時の2倍近くとなる出展企業が参加したことにも物流課題対応での緊迫感がうかがえる。

▲「MOVOシリーズ」でおなじみ、Hacobuの展示ブース

▲自動倉庫システムを展示したEXOTEC

さらに、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)やロボット、ウエアラブル端末、自動車の最先端技術、GX(グリーントランスフォーメーション)とカーボンニュートラル、電子機器・半導体分野の最新技術など、注目ジャンルごとに特化した複数の展示会が同時開催され、その総数は過去最多の1650社が参加出展、総来場者数でも昨年の実績を超える過去最高8万5000人を想定している。問題解決のヒントなどでは、ジャンルを超えたところにあるより広い領域から見つけることも期待できるのではないだろうか。また、展示ブース以外にも、業界キーパーソンを迎えての各種カンファレンスも予定されており、公開セミナーから物流危機の現在地と最新動向を確認することも可能だ。

なお、同展示会は今日から3日間、26日(金)まで開催される。

スマート物流EXPO開幕 、物流改革の提案競い合う

霞ヶ関キャピタルが冷凍冷蔵倉自動倉庫出展

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com