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荷待ちに4割のドライバーが中程度ストレス、ドコマップ調査

2024年2月15日 (木)

調査・データドコマップジャパン(東京都港区)は13日、何度も荷待ちを経験したことのあるトラックドライバーを対象に、荷待ちの実態を調査をして、公表した。荷待ちについて、約4割が「中程度のストレス」を感じていると回答する結果だった。

出所:ドコマップジャパン

調査したのはドライバー109人。1月12日〜15日にインターネット調査を実施した。

「ドライバーとして勤務しているなかで、最もストレスに感じていること」を尋ねたところ、「事故や渋滞などの交通事情」(42.2%)に次いで、「荷待ち」(22.9%)が多かった。「荷物の積み下ろし」(8.3%)、「荷主からの圧力」(8.3%)などと続いた。

また、「荷待ちにかかる1日あたりの平均時間」との質問には、「1時間未満」が41.4%で最多。「1時間〜2時間未満」が32.1%、「2時間以上〜3時間未満」が16.5%と続いた。

「荷待ちに対するストレスのレベル」を尋ねたところ、「中程度のストレス」が最も多く39.4%で4割近くを占め、「低いストレス」24.8%などの結果だった。

出所:ドコマップジャパン

「荷待ちが発生する原因を何だと思うか」を複数回答で尋ねると、「他車両と予定時間が重なるから」が47.7%と最多で、「手荷役作業に時間がかかるから」40.4%、「倉庫のオペレーションが効率的ではないから」37.6%などと続いた。

さらに、「車両の位置情報をリアルタイムで管理するシステムは荷待ちの解決のために有効だと思うか」質問したところ、「非常にそう思う」(18.4%)と「ややそう思う」(29.4%)を合わせた約半数が、有効と認識していた。

「勤め先で、荷待ち時間をどの程度記録しているか」との問いには、「30分単位」が25.7%で最も多く、次ぐ「1時間単位」が11%だった。記録方法について追加的に尋ねると、過半が「デジタルタコグラフ」を使い、それに次いだのが「手書き」という回答だった。

こうした調査結果を踏まえ、ドコマップジャパンは、「効率的なオペレーションを実現し、荷待ち時間を削減するためには、車両位置情報システムの活用が有効ではないか」と指摘している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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