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オリックス、国内船主大手の三徳船舶の株式取得

2024年2月16日 (金)

国内オリックスは、国内船主大手の三徳船舶(大阪市港区)を買収する。15日、同社の現株主との間で株式譲渡契約を締結し、3月中をめどに、同社発行済み株式全てを取得する、と発表した。

三徳船舶は1972年に設立。船舶を保有する船主であるとともに船舶運航管理会社だ。現在は、鉄鉱石や穀物などを輸送するばら積み船をはじめ、自動車船、コンテナ船など多種にわたる67隻を保有。国内外の大手資源会社や穀物会社などに貸出を行っている国内トップクラスの船主。近年は、LNG(液化天然ガス)燃料に対応した自動車船を発注するなど、最新鋭の環境対応船への切り替えを推進している。

一方、オリックスは1960年代後半に国内で中古船リースの取り扱いを開始。現在は、船舶保有や運航事業、船舶の売買・仲介のほか、国際的な船舶ファイナンス事業まで拡大させている。

国連の専門機関、国際海事機関(IMO)が2023年、国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減を「50年頃までにネットゼロ」にすると目標を強化するなど、海上輸送の環境負荷低減が課題になっている。

オリックスと三徳船舶は、「次世代環境対応船を含め保有船種を多角化することで、海事産業の環境負荷低減に対応していく」としている。さらに、両社は、国内でお内航輸送のモーダルシフト対応も推進し、脱炭素化を目指していくという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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