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AutoFork、自動搬送・パレット一括認証技術実証

2024年2月19日 (月)

調査・データ物流センター運営の東京ロジファクトリー(東京都立川市)と物流ロボティクスを手がけるハクオウロボティクス(東京都荒川区)は19日、物流業界が直面する労働力不足の問題に対応するソリューションとして、高性能パレット一括認識技術を装備した自動フォークリフト「AutoFork(オートフォーク)」の技術を用いた倉庫内搬送効率化の実験を行ったことを公表。

▲実証実験の様子(出所;ハクオウロボティクス)

東京ロジファクトリーの川越センターでの実験を通じて、作業員不足による物流遅延を解決する搬送効率化の効果を確認、20日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「ロジスティクスソリューションフェア2024」にて実機を初公開することを発表した。

オートフォークは、従来の自動フォークリフトでは難しかった、トラックバースや荷物の仮置場に人が置いた複数のパレットを一度に自動認識し、取得することができる。この機能により、倉庫内の効率的な自動搬送が可能となり、荷物の出荷や受け取りの遅延を大幅に減少させることが期待される。自動認識・取得技術は、車体側面に取り付けられたセンサーがパレットの位置を把握し、適切な進入角度と走行経路を生成することで、パレットの自動取得を可能としている。

現在、物流業界ではトラック運転手のみならず、荷役現場のフォークリフトオペレーターなどの人材不足も課題となっており、省人化、効率化技術によるスムーズな物流の実現に向けての活用が期待されている。

今回のオートフォーク運用の実証実験での成果を経て、今後は、さらなる搬送効率化を目指したオートフォークとエレベーターの連携実験も今春以降に行われる予定。また、ハクオウロボティクスは、オートフォークの製品版を2024年秋に発表する計画であることを明らかにしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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