ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東京港ターミナル待機時間調査、最長は大井5号

2024年2月29日 (木)

調査・データ東京都トラック協会海上コンテナ専門部会は28日、毎年2回行っている東京港コンテナターミナルでの車両待機時間調査について、2023年12月に実施した調査結果を発表した。調査は12月1日から22日にかけ、関東1都7県(東京・神奈川・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨)のトラック協会に属する運送事業者のうち26社を対象に実施。岸壁のある12ターミナルごとに、並び始めからゲートアウトまでの時間を調べた。

平均待機時間が最も長かったのは、東海運がオペレーションする大井地区の5号ターミナルで、平均で2時間16分、最長で11時間49分かかっていた。同ターミナルでの作業別で見ると、輸出での空コンテナ搬出で2時間33分、実入りコンテナ搬入作業では2時間43分、輸入の際の実入りコンテナ搬出、空コンテナ搬入でも平均2時間以上の待機時間が発生している。そのほかのターミナルでは、作業ごとで見ても平均2時間以上かかったところはなく、待機時間の長さは突出している。

一方で短かったのは、ユニエツクスNCTが運営する大井7号ターミナルの38分、第一港運品川ターミナルの36分。そのほかにも、青海A‐4ターミナル(鈴江コーポレーション)、中央防波堤外側ターミナルY1(上組)、同Y2(三井倉庫、日本通運、住友倉庫、山九)、品川ターミナル(東海運)でも平均1時間を切った。

前年同月の調査から改善が見られたのは7ターミナル。そのうち、最も改善されたのは青海A-1ターミナル(山九、伊勢湾海運)で、1年前の平均待機時間2時間10分から、今回の調査では1時間4分まで短縮された。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com