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陽明海運、バイオ燃料導入開始でCO2削減進める

2024年3月11日 (月)

ロジスティクス台湾の陽明海運(ヤンミン、Yang Ming)は8日、自社船隊へのバイオ燃料の導入を、7日から開始したことを発表した。艦隊管理の省エネ強化と陸上オフィスでのグリーンエネルギー利用に加え、バイオ燃料を取り入れることで、2050年のネットゼロ排出目標に対応するとしている。

▲陽明YMマスキュリニティへのバイオ燃料充填(出所:陽明海運)

バイオ燃料の採用は、1805TEU級のコンテナ船「YM Inception(インセプション)」と6600TEU級のコンテナ船「YM Masculinity(マスキュリニティ)」への採用から開始する。これらの船は現在、日本と、台湾・香港・ベトナム・タイを結ぶサービスと、極東と中東間を結ぶサービスにそれぞれ投入されており、従来の燃料油に比べて20%の二酸化炭素排出量削減を達成できる。

同社は、バイオ燃料の使用を段階的に拡大し、30年までに18年比で総二酸化炭素排出量を20%削減する新たな代替エネルギー源の研究と投資を続ける。また、すでに船隊におけるエネルギー節約と排出量削減に取り組んでおり、エネルギー効率の向上のための既存船の改造、船舶性能の最適化のためのビッグデータ分析の利用、ルート最適化戦略を実施。26年からは1万5500TEU級のLNGデュアル燃料コンテナ船5隻を納入する予定である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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