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東大が海事産業の課題解決システムを受注、三菱造船

2024年3月29日 (金)

荷主三菱重工グループの三菱造船は3月28日、独自開発した性能推定・線図選定システム「MiPoLin」(ミポリン)を、国立大学法人東京大学から受注したと発表した。同システムは、東京大学で開講中の、日本の海事産業が抱える課題を解決するシミュレーション基盤の構築を目指す「海事デジタルエンジニアリング講座(MODE)」で利用開始されている。

同システムは、三菱重工が長崎市内に所有する三菱船型試験場での1200ケースを超える多様な水槽試験結果と420隻以上の船型データを利用した、計算精度の高いウェブベースの性能推定・線図選定システム。三菱造船が保有する大規模なデータベースと船舶建造で得られた実績・ノウハウを活用することで、高精度な推進性能推定とそれに紐付く船型の生成が可能であり、船舶の初期設計や性能評価に利用可能となっている。

ミポリンが提供する大規模な水槽試験データベースが、MODEで計画されているシミュレーション基盤のモデル構築に活用可能であると評価を受けたことから今回の採用に至ったという。

▲三菱船型試験場(出所:三菱造船)

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