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業務ストレスの計測と軽減による業務改善を

2024年4月12日 (金)

イベント10日〜12日の日程で開催されている関西物流展では、トラックドライバーや倉庫作業員の業務ストレスを計測したり、軽減するための機材の展示も多く見られた。

近年の猛暑もあり、もはや夏の風物詩ともいえる空調服は複数のメーカーからの提案も行われており、大手企業のユニフォーム、作業服を扱うアパレル企業が展示を行っていた。ファンによる空冷式の空調服は基本的な機能はどれも大きな差はないが、ハーネスの着用が必要な作業を行う際にもまんべんなく空気の流れを行き渡らせるインナーや、ファンで冷やした液体を循環させて直接的に体を冷やす水冷式など、きめ細やかな機能性を持たせたものも見られた。

 

▲左から空調服(東京都板橋区)と飯島産業(名古屋市瑞穂区)の出展ブース

またenstem(エンステム)はファーウェイのスマートウォッチを使ったドライバーの健康管理ソリューション「Nobi for Driver」を展示。同サービスはトラックドライバーの心拍数をモニターすることで健康状態を管理者がチェックできるというもの。居眠り運転や体調不良の兆候を察知したら、管理者はドライバーと連絡を取って休憩などの対応を促すことができる。位置情報の共有も出来るので、運行の進み具合に応じた対応を取ったり、気象の変化や災害の発生に応じた指示を出したりといった対応も可能だ。

▲「Nobi for Driver」のモニター展示

いわゆる「2024年問題」は直接的にはトラックドライバーの長時間労働の規制だが、働き方改革、労働環境の改善が本来の目的である。法規制を順守するのはもちろん重要だが、その精神である働き手をフェアに遇し、より快適な労働環境を整えようという方向を見ながらの業務改善も重要といえる。

猶予期間は終了、いよいよ問われる物流業界の本気

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LOGISTICS TODAY編集部
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