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アズコム丸和TOB、C&Fの“懸念”に否定的回答

2024年4月15日 (月)

M&AAZ-COM丸和ホールディングスは15日、TOB(株式公開買い付け)によるC&Fロジホールディングスの子会社化の取り引きにおいて、C&Fから同社に10日に提出された質問状に対して回答書を提出した。

回答書では、丸和が適切な買い取り主体であるかの正当化に重点を置き、企業価値の向上と株主利益の確保を目指すこの提案の戦略的意図とその正当性を詳述。特に、丸和による提案が両社にシナジーをもたらし、C&Fを完全子会社化することでさらなる企業価値の向上が期待できることをあらためて主張した。

同社は、経営統合を通じてC&Fが自社の食品物流事業をけん引する未来を描いており、経済産業省の企業買収ガイドラインを順守しつつ、真摯な検討を行ってきたと強調。また、公開買い取り価格が妥当である理由、スケジュールの設定理由、そしてシナジー効果の具体的な内容についても説明している。

質問状で言及された買い取り開始の延期要請についても、同社はすでに株主に十分な検討期間を提供しており、さらなる延期は不要との立場を明確にした。さらに、提案された公開買り取り価格には適切なプレミアムが含まれており、これがC&Fの株主にとっても有利な条件であると述べている。

また、質問状で言及された同社の財務リスク、創業者のC&F株式所有に関わるインサイダー取引の懸念などについての見解では、C&Fの主張を否定する形となっており、かねての発表の通り5月からTOBを進める方針である。

C&F、TOB表明の丸和に“懸念”列挙しけん制

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LOGISTICS TODAY編集部
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