調査・データLexxPluss(レックスプラス、川崎市川崎区)は13日、近年課題となっている労働力不足への対応等に対する取り組みである経産省委託事業「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設の自動化に資するロールボックスパレットのモデルケース創出)」の検証に参加したことを発表した。実証実験は、NX総合研究所(NX総研)と、Mujin(ムジン、東京都江東区)と共同で実施。卸売業・小売業・運輸業などのサプライチェーン上で使用されるカゴ車を対象に、自動化機器を導入・稼働しやすくするロールボックスパレット(カゴ車)の標準的な仕様・使用環境・運用方法等の環境整備のモデルケース創出に向けた実証実験。

▲AGV・AMR実証実験の様子(出所:LexxPluss)
NX総研が事業主体者となり、レックスプラスがAGV(無人搬送車)・AMR(自律走行搬送ロボット)実証実験の実行者、ムジンがロボットアーム実証実験の実行者として共同実証に参画。自動化機器の導入・稼働推進に向けて環境整備が必要と思われる項目に対して定量的な見地での最適な標準仕様案の決定や、カゴ車ユーザー、カゴ車メーカー、ロボットメーカーへの事前ヒアリングなどの結果、先に仮説立てした標準仕様案の妥当性が検証された。
NX総研では今回の実証実験を受けて、これまで感覚値で捉えていた仮説を定量的見地から検証することができ、この実証実験を踏まえて検討した標準ガイドラインが、カゴ車の荷役推進に向けた指針となることが期待できるとしている。
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