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日本郵船、SMBC環境評価で最上位取得

2013年2月12日 (火)

ロジスティクス日本郵船は12日、三井住友銀行の「SMBC環境配慮評価融資」で、3回連続で最上位評価を取得したと発表した。

同社の取り組みが融資評価基準の「環境マネジメント」「環境ビジネス」「環境保全対策」「環境負荷の把握」前項目で「非常に高い水準」と判断され、特に環境マネジメントでは最高水準に評価された。

同社グループは、船舶の燃費効率向上のための新たな環境技術のひとつとして、独自のブロア式空気潤滑システムを開発。モジュール運搬船2隻に搭載した後、世界初の主機掃気式空気潤滑システムを開発し石炭運搬船へ搭載した。

さらに環境保全対応として、海上ブロードバンド通信装置をコンテナ船全船に導入することを決めており、運航情報を船陸間でリアルタイムに共有することで、運航中の燃料消費量と二酸化炭素(CO2)を削減する最適経済運航プロジェクト「IBIS」の取り組みを行っている。

また、国内外グループ会社、傭船を含む800隻の運航船を対象にISO14001認証を取得、他社では類を見ないグローバルな環境マネジメントシステムを構築し、広範で正確な環境負荷データの把握・開示に取り組んでいる。

さらに今年度は、事業活動全般で発生するCO2排出量を幅広く算出する新基準「スコープ3」を採用、海運会社として世界で初めて第三者機関から適正との保証書を取得した。