調査・データクラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer(ジンジャー、東京都新宿区)は4日、人事担当者の計274人を対象に実施した、「時間外労働の上限規制開始から1か月、物流業界の実態調査」の結果をまとめた。
「法改正に対し、どの程度対応を進めているか」と質問したところ、「対応を進めていない」(44.9%)、「あまり対応を進めていない」(18.8%)と、6割以上の企業が十分な対応ができていないと回答。対応を進めている答えたのは31.6%にとどまった。
ただし、対応を進めている企業のうち、52.5%が「既に対応済み」と回答。36%の企業は1年以内に対応完了する見込みとの回答だった。
対応を進めていると回答した企業を対象に、「具体的な取り組み内容」について質問したところ、「労働状況を正しく把握できる体制の構築」(63.1%)、「採用強化を目的とした、トラックドライバーの労働条件の見直し」(56.6%)「勤怠システム、配送管理システムなどのITシステムの活用」(44.7%)、「配送形態の見直し」(40.2%)などが多かった。
また、法改正への対応を進める上での課題を自由記述式で聞いたところ、「人手不足が加速している」、「給与の減額につながる」、「荷主の理解が進んでいない」という声が上がった。
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