
(出所:APモラー・マースク)
国際海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)は5日、ヨーロッパの海運市況に関する見解を公開した。紅海情勢の影響で、世界全体の輸送能力の25%ほどが紅海を迂回しており、輸送距離は数千マイル、輸送時間は1‐2週間増加しているという。
またこの影響で、アジアの港湾では船舶の停泊場所が不足し、インドや中東などのほかの地域にも波及効果が出ているとしている。アジア-欧州航路では、標準的な貿易量に対して10%が不足しており、このギャップを埋めるには36隻の船が追加で必要だという。
同社はこれに対し、アジアから北欧への航路に2‐3隻、アジアから地中海への航路に3‐4隻の船舶を追加するなどの措置を講じている。また、12万5000個を超えるコンテナを市場に投入し、ターミナルチームはフル稼働で貨物フローを支援している。
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