M&Aチューリヒ工科大学発のベンチャー企業で、クラウドロボティクスプラットフォームを運用するラピュタロボティクス(東京都江東区)は12日、倉庫作業の効率化に資する3つの製品やシステムが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(NEDO DTSU)に採択されたと発表した。同社は18億円の助成を受ける予定で、オペレーションツールの充実化などを図る。
助成の対象となったのは、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」と自動フォークリフト「ラピュタAFL」、自動倉庫「ラピュタASRS」の3つの既存の製品やシステム。今後、ユースケースの拡張やROI(投資収益率)の向上、オペレーションツールの充実を図るとしている。
ラピュタPA-AMRはピッキングを行う際に使用する協働ロボット。作業者がパネルから作業内容を入力すると、AI(人工知能)が最短のピッキングルートを提案するほか、荷物の搬送も代行し、作業者の歩行距離を短くするなど負担を軽減する。
ラピュタAFLは、倉庫内で無人で稼働するフォークリフトで、遠隔操作も可能なため、人材確保が難しい夜間の入出庫作業に対応できる。
また、ラピュタASRSは倉庫の入出庫を自動で行うシステムで、300台以上のロボットやエレベーターを制御して、効率的に保管やピッキング、仕分けなどの作業を行う。倉庫の形状に合わせてブロック単位で設置できるため、既存の倉庫にも導入が可能だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com