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桜島埠頭が3か年の第4次中期経営計画を公表

2024年6月18日 (火)

ロジスティクス桜島埠頭(大阪市此花区)は18日、今年度から3か年を対象とした第4次中期経営計画「産業構造の変化に対応する次世代ビジネスへのStep2」を策定したと発表した。今年度までの第3次中期経営計画の定量目標を2年で達成する一方、経営を取り巻く環境が大きな変化しつつあることから、次のステップに進むための戦略と新たな経営目標を策定した。

第4次中期経営計画では、「産業構造の変化にも対応できる中⻑期的視点に⽴った事業ポートフォリオの継続的改善と必要な投資の検討・実施」を基本方針に掲げた。ばら貨物については、石炭の縮小を織り込んだ事業継続と採算改善のための布石を打つとし、液体貨物については、タンク新設や貨物変更を視野に入れた計画を策定し着手するとした。物流倉庫については、引き続き採算改善を目指す。

具体的には、⻑期的需要の⾒込めるばら貨物⽤倉庫に投資し、輸入中継基地としての機能を強化する。液体貨物では、国内の石油化学産業と次世代エネルギー開発の状況を見ながら、液体貨物のタンク新設の調査などを行い、工事着工も視野に入れる。また、大阪市の立地を生かしてIR関連の新事業に関する情報収集を進め、保税貨物や大規模貨物を扱える強みを発揮していく。

経営面では、人事諸制度の充実や従業員の賃上げなど人的資本への投資を継続。株主に対しては、安定配当を基本とし増配も実現するとしている。定量目標としては、稼ぐ力やキャッシュ創出力を伸ばし、EBITDAを2026年度に9億円以上にする。また、総設備投資額を30億円以上にする一方で、ネット有利⼦負債の増加を10億円までに抑制するとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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