ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

SBS東芝ロジスティクスやTOTOなど5社には優秀物流改善賞

24年度の最優秀物流改善賞は花王とコマツ物流に

2024年6月26日 (水)

環境・CSR日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は26日、第38回目を迎えた全日本物流改善事例大会での発表のうち、今年度の最優秀物流改善賞を花王とコマツ物流に贈ると発表した。花王は倉庫運営改善によって荷待ち時間を削減し、コマツ物流は出荷コンテナ本数の削減で海上輸送の運賃を抑制した。

同協会は毎年、日本物流資格士会との共催で、全国各地の企業の物流改善事例を発表する「全日本物流改善事例大会」を開催。大会後に「物流改善賞」を発表している。38回目となることしの大会は5月14日、15日の2日間、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催し、延べ307人が参加。物流センターなどでの現場改善や運営・管理部門での改善など40の事例が発表された。

大会後、実行委員による審査が行われ、ことしの改善賞は最優秀の2社のほか、SBS東芝ロジスティクスやTOTOなど5社に「優秀物流改善賞」、タイのメルコ・ロジスティクスに実行委員特別賞を贈ることを決めた。

最優秀に選ばれた花王は、自社工場の場外倉庫での待機時間削減を目指して協力会社と共同で倉庫運営の改善に取り組み、待機時間と積み込み時間を合わせて2時間を超えるケースをゼロにした。

また、コマツ物流はコロナ禍の影響で輸出用コンテナの海上輸送運賃が急激に上昇したのを受け、出荷コンテナ本数の削減に取り組んだ。段積み可能なモジュールケース(定型サイズ)の使用率の向上や、段積みのための補助工具の作製、余剰ケースの他社との合い積みといった改善で、出荷コンテナ本数の削減を実現した。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com