国際キューネ・アンド・ナーゲル(スイス)は27日、アメリカにおける医療市場をサポートするため、クロスドック倉庫ネットワークを構築することを発表した。この新しいネットワークは、特に医療機器や医薬品の効率的な配送を目指しており、全米の主要拠点に配置される予定である。これにより、迅速かつ信頼性の高い物流サービスを提供し、医療業界のニーズに対応することを目的としている。
クロスドック倉庫は、入荷した貨物をすぐに出荷できる形にすることで、保管時間を最小限に抑える仕組み。キューネ・アンド・ナーゲルはこのシステムを活用し、在庫管理の効率化とコスト削減を実現する。また、温度管理が必要な医療品に対応するため、温度管理機能を備えた施設も含まれる。
この取り組みは、物流の効率化とサプライチェーンの強化を目指すものであり、特にパンデミック時における医療物資の需要急増に迅速に対応するためのインフラとして期待されている。キューネ・アンド・ナーゲルは、既存の物流ネットワークと組み合わせることで、全米各地への迅速な配送を可能にし、医療機関への供給を確保する。
この新ネットワークは、同社のデジタルプラットフォーム「myKN」と連携し、リアルタイムでの在庫管理や配送状況の追跡が可能である。これにより、顧客は自社の物流ニーズに応じた柔軟な対応が可能となり、効率的な在庫管理とコスト削減を実現するとしている。
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