調査・データトランクルーム事業を運営するキュラーズ(東京都品川区)は6月24日、トランクルーム市場に関する調査結果を公表し、2024年の市場規模は770億円に達したと発表した。15年連続の成長で、3年後の2027年には1000億円規模に拡大する見込みだとしている。
同社によると、トランクルーム市場の拡大は調査を開始した2008年以来15年連続で、2008年に270億円あった市場規模が3倍以上になった。都市部を中心とした家賃の高騰や居住スペースの狭小化などを背景に高い需要を維持している。
全国のトランクルームの店舗は2023年度に1万3691店舗となり、全国のファミリーレストラン1万252店舗より多い。延べ室数も過去最高の58万室を突破した。
最近の家探しのトレンドとしては、若者を中心に部屋の広さよりも立地や家賃などを重視して「狭小物件」を選ぶ傾向が強まっている。同社が今年2月に実施した調査では、「収納スペースは不十分だが狭小物件を選択し、生活用品の収納スペースは外部(のサービス)を用いる」という生活スタイルについて、20~30代の65.7%が「共感できる」と回答した。また、「共感できる」と回答した人にトランクルームの利用状況を尋ねたところ、「現在利用している」が10.7%、「利用を検討中」が28.9%となり、4割がトランクルームを利用したり関心を持っていたりしていることがわかった。
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