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日本郵船、2か所で燃料節約セミナーを開催

2013年3月8日 (金)

ロジスティクス日本郵船は8日、愛媛県今治市の今治国際ホテルと本店ビル(東京都千代田区)の2か所で、「燃節(燃料節約)セミナー」を開催したと発表した。セミナーには同社と取引関係にある船主と主要船舶管理会社64社から135人が参加した。

船舶運航での燃料節約には減速運転が最も効果的であることが知られているが、一方で減速運転を行うことによる船舶主機関への悪影響を懸念する見方もあった。

しかし、同社の調査結果で減速運転による主機関への熱負荷は確実に減少するだけでなく、予想される悪影響も限定的で、運用で抑制できることが分かってきたことから、セミナーでは、過去数年間にわたる減速運転の詳細なパフォーマンス実績の分析を基に、減速運転でもたらされる主機関へのメリットや、デメリットを最小限に抑える運転上のポイントなどを同社の庄司勉経営委員・保船管理グループ長が説明した。

また、同席した三菱重工業、日立造船、ディーゼルユナイテッドのエンジンメーカーの担当者も補足説明を加え、今治(3月4日開催)、東京(7日開催)ともに2時間半にわたるセミナーを通じ、参加した船主に減速運転による「燃節」への理解を求めるとともに、同社が提供できる情報やサービスについても説明した。