イベント名糖運輸(東京都新宿区)100%子会社のメイトー・ベトナム・カンパニー(ベトナム)が設立10周年を迎え、3日にシェラトンサイゴンホテル&タワーズ(ベトナム・ホーチミン)で記念式典を実施したことを発表した。
メイトーベトナムは2014年5月に名糖運輸と現地企業のトダ・インダストリーとの共同出資により設立。2014年6月より事業を開始(2019年に株式譲渡により名糖運輸が100%子会社化)。当初、現在の第1倉庫にあたる、ビンズオン省ソンタン第2工業団地内に所在する元国営の冷凍倉庫会社を事業譲渡で譲り受け、主に冷凍加工食品の原料となる魚介類や畜肉類などの冷凍食材の保管業務からスタートしている。
その後、2016年に輸配送業務を行う事業会社を設立し、ホーチミン市を含むベトナム南部を中心とした総合低温物流事業に着手。2017年には近隣地に収容能力が従来のおよそ2倍にあたる第2倉庫を竣工し、事業拡大を図ってきた。
一時、新型コロナウィルスのまん延によるロックダウンなどの影響を受けたものの順調に成長、ことし年3月には更なる投資を行い、ホーチミン市西部のロンアン省タンドゥック工業団地内に新たに第3倉庫を設立。収容能力は創業当初のおよそ9400パレットから、10年間で5万3700パレットへと5.7倍に拡大。保有車両は2016年の大型車2台、中型車2台、小型車1台の計5台から現在は大型車5台、中型車6台、小型車4台の計15台と3倍に拡大している。
記念式典では取引先、サプライヤー、金融機関、名糖運輸グループの本社などから合計およそ110人が出席。
今後は、ニーズの拡大に併せた取り扱い品目の拡大や、ホーチミン市の外郭を東西から挟み込む立地を活かした、南部メコンデルタ地域との中継およびホーチミン市街地への配送網など、高品質で安定したコールドチェーンの提供を目指すとしている。
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