ロジスティクス酒類販売のカクヤスグループ(東京都北区)は17日、生鮮食品などの宅配事業を展開する手掛ける大和急送(埼玉県和光市)の全株式を取得し、31日付で完全子会社化すると発表した。物流体制の強化を図るとともに、今後、酒類・飲料以外の生鮮食品などの商品も増やしていく。
カクヤスは酒類販売店「なんでも酒やカクヤス」などを拠点に、首都圏や大阪、九州で事業を展開。飲食店や家庭向けに酒類や飲料を自社で配達している。
一方、大和急送は食品宅配の大地(現オイシックス・ラ・大地)の生鮮食品専属業者として千葉県、埼玉県の全域と東京都の一部で宅配を受け持ってきた実績がある。24年3月期の実績は売上高2億7900万円で、営業利益は900万円の赤字だった。
カクヤスは大和急送の子会社化によって、物流体制の多様化を図るとともに、きめ細やかな物流体制の強化と、時間帯指定配送届けサービスの品質を向上させるとしている。また、大和急送の生鮮食品の配送ノウハウを獲得し、酒類・飲料以外の商品の取扱いを強化。人員交流を通じて、新しい働き方の創造やライフワークバランスの充実を目指すとしている。
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