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トヨタの型式認証不正で新たな違反が7件発覚

2024年8月1日 (木)

行政・団体自動車の量産に必要な「型式指定」の認証試験で、大手自動車メーカー5社に不正があった問題をめぐり、国土交通省は7月31日、道路運送車両法に基づきトヨタ自動車に再発防止を求める是正命令を出した。立ち入り検査の結果、同社がこれまで同社から報告のあった7車種に加え、立ち入り検査で新たに7車種の不正が発覚したとしている。

国交省によると、新たに不正が見つかったのは、プリウスα、レクサスRX、RAV4、カムリ、ノア・ヴォクシー、ハリアー、レクサスLMの7車種。

トヨタは量産とは異なる仕様のドアフレームを使って試験を実施したり、規定された速度を超過した試験データを規定速度に書き換えていたりしていた。新たに不正が確認された7車種のうち6車種は海外で認可を受けており、同省は認可を出した国に基準適合性の確認を要請した。

一方、これまでにトヨタから不正の報告があった7車種については、全車種で基準に適合していることが確認されたとし、現在生産中のカローラアクシオ、カローラフィールダー、ヤリスクロスの3車種について出荷停止指示を解除した。

同省はトヨタに対し、抜本的な再発防止策を策定し、違反を是正するとともに、1か月以内に再発防止策を報告し、当面の間、防止策の実施状況について四半期ごとに報告することを求めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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