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福岡運輸HDが厚成社の全株式を取得

2024年8月1日 (木)

M&A福岡運輸ホールディングス(福岡市博多区)は1日、福島県を拠点とする運送会社、厚成社(福島市)の全株式を7月31日に取得したと発表した。厚成社をグループ傘下とすることで、同HDの東北での拠点は2か所増えて8か所となる。

厚成社の株式取得によって、東北一円での物流ネットワーク網が一層強化され、さらなる輸送能力の強化とサービスの向上を図る。

厚成社は1963年に設立された、菓子食品や精密機器などの配送を得意とする定温物流企業で、入出荷から配送、庫内作業まで総合的な物流サービスを提供している。福島市の本社のほか、宮城県大和町に仙台営業所・東北配送センターを置き、東北から関東エリアを中心に事業を展開している。大型冷蔵車24台、中型冷蔵車7台を保有し、従業員は57人。24年3月期の売上高は10億3500万円。

一方、福岡運輸HDは日本で初めて冷凍車を走らせた福岡運輸を中核として定温物流業務を展開している。福岡運輸は東北圏で1985年に仙台市に事業拠点を開設したのを皮切りに、盛岡市の事業拠点や仙台市の冷凍冷蔵倉庫を新設。18年には八洲陸運(⻘森県⻘森市)を子会社化するなどして、拠点を広げてきた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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