環境・CSR三谷産業傘下のCarbon Ventures(カーボンベンチャーズ、石川県金沢市)と北國フィナンシャルホールディングス傘下のQRインベストメント(同市)は1日、共同で設立した北陸地域ベンチャーファンドより、レコテック株式会社(東京都千代田区)に投資を実行したことを発表した。

▲同社が提供するプラットフォーム(出所:Carbon Ventures)
レコテックは、資源循環をデザインするスタートアップ企業で、廃棄物の計量管理から、回収・運搬、リサイクルまでをシームレスに実現するためのプラットフォーム「サーキュラリティデザインツール -プール(Circularity Design Tool‘pool’)」を提供している。同プラットフォーム」は、都市資源をデータ化して回収効率を高めるとともに、リサイクル材料を活用したい製造業者と排出事業者を繋ぎ合わせ、サーキュラーサプライチェーンをデザインするプラットフォーム。また、リサイクル過程のトレーサビリティ情報とCO2排出量情報を提供、企業のサステナビリティ戦略と法規制対応を支援することを可能としている。
カーボンベンチャーズは現在、大手商業施設との取り組みを中心として同プラットフォームを活用。主にアパレル商品を包むプラスチックカバーなど、比較的汚れが少なく品質の安定したプラスチックごみのリサイクルに取り組んでいる。リサイクルされたプラスチックは、同プラットフォームを介することで、トレーサビリティが担保される。回収されたプラスチックはPCR(post-consumer recycled resin)材として、再生プラスチックを扱う企業に提供される。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com