オイシックス、東南ア生鮮食品EC支援企業に投資

財務・人事オイシックス・ラ・大地は5日、投資子会社のフューチャー･フード･ファンド（東京都品川区、FFF）が東南アジアで生鮮食品EC（電子商取引）プラットフォームを提供するSECAI MARCHE（セカイマルシェ）に新規投資をしたと発表した。この投資は、東南アジア地域での食品流通の効率化と、日本の農産物の輸出拡大を目指すものである。SECAI MARCHEは、温度管理や物流の効率化を図るプラットフォームを運営しており、同社の成長を支援することで、地域市場での競争力強化が期待されている。

FFFは、オイシックス・ラ・大地が設立した企業ベンチャーキャピタル（CVC）であり、食品関連のスタートアップ企業への投資を通じて、新たなビジネスモデルの開発や革新を促進することを目指している。今回の投資は、東南アジア市場でのさらなる事業拡大と、持続可能な食品流通の実現に向けた重要なステップとなる。

SECAI MARCHEは、東南アジア地域の生産者と消費者を直接結ぶことで、中間流通コストの削減や新鮮な食品の提供を可能にするプラットフォームを提供している。同社のサービスは、シンガポールやマレーシアなどの都市ですでに展開されており、今後はさらに地域を拡大する予定である。このような取り組みにより、SECAI MARCHEは急速に成長を遂げており、オイシックス・ラ・大地の支援を受けることで、さらなる市場拡大が期待されている。

今回の投資は、オイシックス・ラ・大地が掲げるグローバルな食品流通網の構築と、地域社会への貢献を目指す戦略の一環として位置づけられている。オイシックス・ラ・大地は、今後も食品流通の革新と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続ける考えであり、SECAI MARCHEとの協業を通じて、地域市場での地位を強化していく方針である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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