ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱重工、アンモニア燃料チェーン構築MOU締結

2024年8月7日 (水)

国際三菱重工業は7日、台湾肥料股份有限公司(台湾台北市)と燃料アンモニアのバリューチェーン構築に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。これにより、両社は2050年までにカーボンニュートラルを達成するための基盤を構築することを目指す。この提携では、アンモニアの受け入れ、貯蔵、ハンドリング、発電所への輸送に至るまでの必要な設備やアンモニア発電の事業性を共同で検討する。

アンモニアは、カーボンフリー燃料としての利用が期待されており、水素を効率的に運ぶキャリア(媒体)としての用途もある。三菱重工業は、2040年のカーボンニュートラル達成を目指してエネルギー供給側の脱炭素化を進めており、今回の協業を通じて台湾における燃料アンモニアのサプライチェーン構築に貢献するとしている。

台湾肥料は2023年6月に低炭素アンモニアを初めて輸入し、エネルギー供給事業への参入を発表しており、ブルーアンモニアやグリーンアンモニアの利用促進を目指している。今回の協業により、台湾における低炭素燃料の導入がさらに進むと期待されている。

台湾肥料は1936年に設立され、台湾で最大の肥料生産企業であり、経済、環境、社会の3つの側面で持続可能な成長を目指している。

今回の提携は、台湾と日本の技術的協力を深化させるものであり、地域のカーボンニュートラル達成に向けた重要な一歩となる。両社は今後も連携を強化し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針である。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com