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住友商事、タイ北東部に物流施設用地を取得

2013年4月8日 (月)

ロジスティクス住友商事は8日、タイの物流現地法人「住商グローバルロジスティクス・タイランド社」を通じ、同国プラチンブリ県の「304工業団地」内に物流センター用地を取得した、と発表した。

用地を取得したプラチンブリ県は、タイ東北部の入り口に位置し、一大産業集積地のラヨン・チョンブリ地区に続く「次なる産業集積地」として注目されているが、物流サービス業を展開する企業が少ないことから、同国で8番目の拠点として、プラチンブリ県に物流施設を開設する。

これにより、タイの物流ネットワークを拡充しつつ、在カンボジア日系企業向け物流も担っていく。

インドシナ半島では近年、大メコン圏(GMS)と呼ばれる地域への投資が活発に行われており、その中心に位置するタイへの投資も伸長。

2012年の直接投資は前年比63%増で、用地を取得した地域はベトナム-カンボジア-タイを結ぶ南部経済回廊に接していることから、同社では「インドシナ半島の重要な拠点の一つとして域内物流にも積極的に取り組んでいく」としている。

住友商事は1989年に住商グローバルロジスティクス・タイランド社を設立し、ナワナコン工業団地を中心に電子・電機産業などへ総合物流サービスを提供。2000年代に入り、タイ東部のラヨン・チョンブリ地区を中心に自動車産業・建設機械産業が興隆しはじめるとともにチョンブリ県での拠点の開発を進めた。

現在はレムチャバンやアマタナコンなど4支店・7拠点のネットワークを展開し、同社がオペレーションに携わる倉庫の延床面積は8万平方メートルに及ぶ。

■新拠点の概要
所在地:タイプラチンブリ県タトゥーム304工業団地内
取得用地:4ヘクタール(うち第一期倉庫面積は1万平方メートル)
事業内容:総合物流サービス業
設立時期:2013年中