財務・人事セイノーホールディングスが8日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.4%増の1646億3200万円、営業利益が同6.3%増の65億4600万円、最終利益が27.9%減の31億9500万円と、増収も最終減益だった。
輸送事業では、売上高が1.9%増の1201億2200万円、営業利益が4.7%減の35億8000万円。主要事業の特積み輸送とともにロジスティクス、貸し切り輸送の拡大に注力したほか、オープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)による他社との連携や協業を推進し、長期的な輸送品質の保持に努めた。キロ単価・物量相関データ活用による適正運賃収受を図り増収につなげたが、外注費などの増加もあり減益となった。
自動車販売事業は、メーカーのエンジン認証不正問題による出荷停止から一部車型の出荷再開もあり、大型車や中型車の販売が好調に推移したことから、新車販売台数は前年実績を上回った。中古車販売では、新車販売減少による下取り車の減少はあったが、中古オークション相場の価格上昇により利益は増加した。売上高は6.9%増の288億8200万円、営業利益は29.5%増の24億800万円と増収増益だった。
通期業績予想は、売上高が前年比2.5%増の6587億万円、営業利益が同32.0%増の309億円、最終利益が33.2%減の194億円。
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