調査・データエスライングループ本社が8日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比8.2%増の130億7400万円、営業利益が同42.6%増の1億6200万円、最終利益が3%減の1億400万円と、増収最終減益となった。
主力の物流関連事業は、売上高が8.3%増の128億7500万円、営業利益が50.4%増の3億2400万円と増収増益。このうち、企業間物流を主とする輸送サービス部門では、運賃値上げ交渉や燃料サーチャージの収受などの営業活動を継続し増収とした。東名大の港湾地区での輸入貨物や、中部や九州地区を中心とした地域貸し切り輸送を専門的に取り扱う部署を立ち上げるなど、新しい輸送領域での取扱物量の拡大に取り組んだ。
商品保管や物流加工を行う物流サービス部門は、菓子メーカーを中心に取引先からの商品保管、配送業務の取扱物量が順調に推移するなど、拠点での保管貨物量や物流加工業務が増加したことにより増収となった。家電配送・設置業務や大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門も、6月以降の猛暑によるエアコン取り付け工事の前倒しによる配送・設置業務の増加などで増収となった。
同社は、特別持ち株会社のトモエによる株式公開買い付け(TOB)が成立したことにより、上場廃止となる予定であることから、通期業績予想は発表していない。
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