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シーズメン、作業録画サービス事業を取得

2024年8月9日 (金)

サービス・商品衣料品販売店運営のシーズメン(東京都中央区)は8月8日、物流システム開発のゼアー(東京都港区)が展開している倉庫内などの作業録画サービス「テモトル」に関する事業を取得すると発表した。取得日は9日で、取得額は3000万円。今後、ゼアーと共同で事業拡大を図る。

テモトルは倉庫などでの出荷検品、梱包作業を録画し、後からすぐに確認できるシステムで、消費者から消費者から破損、商品未封入の問い合わせがあった際、迅速に対応することができる。これにより悪質なクレームにも適切に対応できるほか、ミスやトラブルの原因の分析も容易になる。業界からも高い評価を受けているサービスで、多くの企業が導入している。

同社はこれまで、衣料品小売りを事業の中心に据えていたが、今後の成長に向けて事業の多様化を図っている。その一環として、テモトルの事業を譲り受け、新事業に乗り出すことにした。今後もゼアーと協力して、機能の充実やサービスの拡大を図る。

▲出荷現場のAIロボット化イメージ(出所:シーズメン)

具体的には、AIで作業者の手の動きや手順から、作業の処理能力、商品の取り扱い方、梱包や加工の精度などを評価し、改善点をフィードバックして、作業効率と生産性の向上を図る機能や、作業者のイレギュラーな動きを検出して、危険な行動を警告する機能などの開発を進める。また、作業員の手順や最適な梱包作業のデータなどをAIに学習させることで、スタッフをロボットに置換え、人手不足に対応することも検討している。

さらに、AIが梱包資材内のすき間率の計測を行い、最適な配送資材の設計やリコメンドを行うツールの開発にも取り組む。

同社は、同事業を通じてアパレル・流通・物流業界のDX化を推進し、業界全体の生産性を飛躍的に向上させることで、迅速かつ正確なサービスの提供に貢献し、業界を効率的で持続可能なものにしていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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