M&A鮮度保持技術開発のZEROCO(ゼロコ、東京都渋谷区)は21日、東京農業大学と包括連携協定を締結したと発表した。この協定は、両者が持つ技術や知識を組み合わせ、日本の食産業の基盤を強化し、世界的な食課題の解決に寄与することを目的とするもの。
同社が保有する鮮度保持技術「ZEROCO」は、低温・高湿環境を安定的に提供し、食品の鮮度を長期間維持する技術である。この技術は、予備冷却としても活用され、冷凍食品の品質向上にも貢献する。同社は、この技術を基に、農業、漁業、畜産業から物流、製造、小売、外食に至るまで、産官学連携によるイノベーションを進めている。
一方、東京農業大学は、教育機関としての豊富な知識や人材を活かし、食の未来に向けた多岐にわたる活動を展開してきた。今後は本協定に基づき、鮮度保持技術と同大学のリソースを融合させ、食産業の発展と社会課題の解決を目指す。
本協定では、以下の4つの活動が主な柱となっている。第一に、「ZEROCO」技術を活用した新しい食産業の共同事業化と食産業全般への貢献。第二に、次世代の新規就農者の育成や、農業・漁業・畜産業におけるアントレプレナーの創出。第三に、日本の食文化の普及と、東京農業大学の児童や学生との人材交流の促進。最後に、「ZEROCO」技術を活用した食材や食品、料理の提供である。
この協定により、ZEROCOと東京農業大学は、共に日本の食の未来を創造し、持続可能な社会への貢献を目指す。
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