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三菱電機、配送ロボットを検知するエレベーター

2024年8月28日 (水)

サービス・商品三菱電機は27日、新たなヒューマン・ファシリティ・インタラクション(HFI)機能を開発したと発表した。この機能は、エレベーター内でロボットの動作情報を音声で案内するもの。

近年、オフィスビルや商業施設で、清掃、警備、搬送などのサービスロボットの導入が進んでおり、これらロボットがエレベーターを利用してフロア間を移動する技術が普及しつつある。しかし、人とロボットがエレベーターに同乗する際、利用者はロボットがエレベータに乗ることを知らなかったり、ロボットの存在に気づかなかったりするため、不意に存在に気づくことで不安やストレスを感じることがある。今回開発されたHFI機能は、ロボットやエレベーターから利用者に対して音声でロボットの存在とエレベーター入室を伝えることで、このような不安の軽減を目指すもの。

この開発は、三菱電機と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)がそれぞれのヒューマンロボットインタラクション技術の知見を活用して行ったもの。実証実験では、エレベーターもしくはロボットからの音声案内が、利用者に対するロボットの好感度を高める効果が確認された。ロボットがエレベーターに乗る際には、「今からロボットが乗ります。出発まで少々お待ちください」といった案内が行われる。

今回のHFI機能の製品化計画は未定だが、今後もさまざまなサービスロボットとエレベーターでの評価を続け、機能の向上を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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