調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は27日、「企業のカスタマーハラスメント」(カスハラ)に関するアンケート調査を実施し、結果を公開した。
同調査によると、カスハラを受けた経験がある企業は、業種別で「宿泊業」72%でトップとなり、「飲食店」64.8%、「道路旅客運送業」55.5%となり、個人客と接することが多いサービス業や小売業が上位を占めた。
「直近1年間でカスハラを受けたことがある」と回答した企業は19.1%、「ない」との回答は80.8%だった。規模別では、「ある」と回答したのは大企業が26.1%、中小企業は18.4%で、大企業ほどカスハラを受けている背景が伺える。カスハラを受けたことが「ない」との回答は大企業が73.9%、中小企業が81.5%だった。
「カスハラを受けた結果、従業員の退職や休職が発生したか」との問いには、「休職が発生した」4.3%、「退職が発生した」5.3%、「休職と退職が発生した」3.8%となり、休職や退職が発生した割合は合計で13.5%だった。
「休職や退職が発生した」と回答した企業の業種別では、「窯業・土石製品製造業」50%、「道路旅客運送業」と「化学工業」が40%、「各種商品小売業」33.3%、「不動産取引業」26%だった。
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