大和ハウス、イオンN入居の3温度帯倉庫が着工

▲DPL久喜宮代Ⅱ（出所：大和ハウス）

拠点・施設大和ハウス工業（大阪市北区）は30日、埼玉県宮代町で3温度帯（常温、冷蔵、冷凍）に対応する物流施設「DPL久喜宮代Ⅱ」の建設に、9月2日から着手すると発表した。完成後は、イオンネクストが運営するネットスーパー「Green Beans（グリーンビーンズ）」専用の配送拠点となる。

同施設は地上3階建てで、敷地面積8万7051平方メートル、延床面積5万8517平方メートル。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応。ロボットやマテハン機器を設置できるよう、床の耐荷重性や強度を高めるフラットスラブ構造を採用し、設備に合わせて柱スパンや天井高を大きく確保することで、施設全体の機械化や自動化に対応する。

また、施設内の空気を除湿循環させる空調システム（デシカント空調）を導入し、適切な温湿度を均一に保つことで庫内の結露の発生を抑える。BCP対策として2日分の非常用自家発電設備も整備する。

立地面では、同社の大型マルチテナント型物流施設「DPL久喜宮代Ⅰ」に近接し、東北自動車道・久喜インターチェンジ（IC）から5キロ、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）・幸手ICから8キロと東北、信越方面へのアクセスに優れ、東京都心部まで50キロと交通利便性も高い。

▲DPL久喜宮代Ⅱ、位置図（クリックで拡大、出所：大和ハウス工業）

JR東北本線、東武伊勢崎線・久喜駅から1.7キロと、施設で働く従業員の通勤利便性も高く、従業員の通勤車両や配送用車両を800台収容できる駐車場のほか、洗車場も整備する。

完成は2026年5月下旬の予定で、27年度からGreen Beans専用の顧客フルフィルメントセンター「久喜宮代CFC」として稼働する。ロボットやAIなどの先進テクノロジーを活用した高効率な物流オペレーションを実現し、同社最大の配送量を誇る施設になるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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