調査・データコクヨロジテム(大阪市東成区)は3日、物流現場における業務効率化と働きやすい環境づくりを目指し、建設向けDX開発のARAV(東京都文京区)と共同で、フォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の実証実験を開始したと発表した。この実証実験では、同社が保有するフォークリフトに遠隔操作装置を後付けで搭載し、配送センター内のフォークリフトを遠隔操作室から稼働させることで、標準動作やパレット搬送の試験が行われる。また、今後は自動運転技術についても同様の実証実験を実施する予定である。

▲遠隔での操作イメージ(出所:コクヨロジテム)
今回の技術は、既存のフォークリフトに後付けで搭載できる点が特徴であり、導入コストを抑えつつ、過酷な倉庫環境下での作業軽減やオペレーターの勤務場所の制限緩和など、働きやすい環境づくりに貢献することが期待されている。また、無人フォークリフトの活用により人件費削減や作業時間の拡大も見込まれている。
同社は、これらの技術の実現が深刻化する労働力不足の解決につながると見込んでおり、今回の取り組みを推進していく方針だ。さらに、2024年9月10日から13日に開催される国際総合物流展で、同社未来戦略企画室の山本氏が「ロジスティクス未来フォーラム2024」に登壇し、この取り組みについて発表する予定である。また、ARAVは同展で実証実験に使用した装置を展示する予定だ。
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