ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

TSR、8月の円安関連倒産は6件

2024年9月3日 (火)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は2日、ことし8月の円安関連の倒産状況を発表した。

円安関連倒産は6件で前年同月の2倍に増加しており、1月-8月の累計は54件に達し、8月で前年1年間の52件を上回った。8月の負債総額は44億5400万円で、2か月連続で10億円を超えた。

円安関連の倒産を産業別にみると、最多が卸売業3件(前年同月ゼロ)、次いで製造業2件(同1件)、運輸業1件(同ゼロ)となっており、円安で原材料や資材の輸入コストが上昇し、燃料価格も高止まりが続くなか、企業収益に大きな負担をかけている。

また、これまでの円安で輸入原材料の価格上昇が物価高を招き、中小・零細企業は採算確保に苦慮していると推察している。現在は1ドル144円前後で、一時期に比べ円安は緩和されたが、原材料や商品価格の値下げには時間を要するだけに、経営体力がぜい弱な中小・零細企業を中心にした円安関連の倒産は、当面続くと予想している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com