
▲BIツールのDX案件進ちょくダッシュボードのイメージ(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は6日、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを活用し、NXグループ内のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する案件を可視化したと発表した。案件の進ちょく状況や生産性向上効果、利益への貢献度などを把握し、効果的な先端技術の導入やグループ内での施策の水平展開が可能になった。
NXグループでは、DXを経営上の重要課題を推進するためのエンジンの一つと位置付け、デジタルを活用し業務を効率化・省人化するデジタル化と、未来の柱になり得る事業領域としてのDXの両方を進めるDX戦略を描いている。
具体的な取り組みとして、フォークリフトの自律遠隔搬送ソリューションや、オンラインの運賃見積もりサービス「e-NX Quote」、CO2排出量計算ツール「NX-Green Calculator」など200件のDX案件を推進している。
これまでは、これらの案件の詳細や進ちょく状況を把握するために多くの労力や時間を必要としていたが、同グループは独自のBIツールを開発。データの収集や蓄積、可視化をより効率的に行えるようにした。
開発したBIツールは、各案件を「テーマ探索」から「実用化・事業化」までの8段階のステージに分けて可視化。可視化されたデータをNXグループ内で共有することで、それぞれの進ちょく状況に合わせたDX推進が可能になった。
「テーマ探索」、「案件化」、「仮説立案」など初期段階の案件では先端技術などの導入を推進し、「実用化・事業化」の段階の案件は、グループ各社への水平展開を図る。また、各ステージでの生産性向上や利益への貢献度をリアルタイムで把握し、状況に応じた迅速な意思決定で、事業の競争力を高める。
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