ロジスティクス産業用ドローンの販売を手掛けるトルビズオン(福岡市中央区)は12日、ドローンを活用した事業を展開するスカイセッター(京都府長岡京市)とともに、災害復旧などでの運用を想定し、レベル3.5飛行が可能なドローン空路の開拓を開始したと発表した。
レベル3.5飛行は無人地帯での補助者を配置しない目視外飛行で、機体のカメラで無人の上空であることを確認しながら飛行する。
スカイセッターはトルビズオンなどと連携し、長岡京市の協力も得ながら、これまでもドローン物資配送の実証実験などに取り組んできた。こうした成果などを踏まえ、災害時に道路が寸断された場合でも物資を安全に配送できるよう、レベル3.5飛行を想定したルートを開拓することにした。
両社などはことし8月28日、長岡京市の市街地西端から災害時に通行困難となるエリアに対して、3678メートルの空路を設定し、ドローン DJI Matrice300RTKにKDDIのLTE回線を搭載して、13分のリスク調査飛行を実施した。今後はさらなる技術的な改善を加え、地域や自治体の協力を得ながら、空路網の確立を目指す。
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