メディカル医療品卸の東邦ホールディングス(東京都中央区)は26日、新たな医薬品物流の実現に向け、ドローンサービスを提供するブルーイノベーション(東京都文京区)と6日付で戦略的業務提携を締結したと発表した。同提携により、ドローン・ロボットなどを活用し、平時および災害時の医薬品等の供給に関する課題に対応し、持続的で安定した供給体制の実現を目指す。
東邦ホールディングスグループは、物流センターへの最先端技術の導入や有事に備えたBCPの強化などを進める一方、遠隔地やアクセス困難な地域への医薬品・医療機器の安定的な配送も重要な課題と捉えている。
一方ブルーイノベーションは、ドローン・ロボットを活用したDXソリューションを開発・提供しており、2016年より国土交通省や東京大学と物流のためのドローンの離発着場の共同研究を行い、ドローンポートを開発し、ドローン物流の社会実装を推進しているという。
医薬品物流は、製品の特性上、正確かつ安定した物流体制の構築が求められており、また近年は、頻発し激甚化する震災や豪雨などの大規模災害による道路破損や交通インフラの機能不全リスクが増していることから、被災地域における避難所、病院、救急医療現場への医薬品供給が困難になることが懸念されている。こうした社会背景を踏まえ、東邦ホールディングスグループは、ブルーイノベーションとともに、ドローンポートを拠点にドローンやロボット技術を活用、平時および災害時いずれにおいても正確かつ安定的な供給ができる医薬品物流の強靭化を実現するとしている。
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