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神鋼物流、関西物流センターが無災害40年を達成

2024年10月3日 (木)

ロジスティクス神鋼物流(神戸市中央区)は2日、同社の関西物流センター(大阪府高石市)が、1984年10月1日の開設以来、無災害40年(1万4611日)を達成したと発表した。

関西物流センターは海上輸送と陸上輸送を結ぶ物流基地で、高石市と兵庫県尼崎市に事業所がある。協力会社の従業員とともに「直協一体」を掲げ、管理監督者から現場作業員まで会社の垣根を超え、互いの安全を考えて意見交換できる職場づくりに取り組んでいる。

2005年からは現場管理監督者の中から「安全専任」を選出し、通常業務から一定期間外れて、安全に特化した活動を行う制度を始めた。現場パトロールを基本に、各職場の作業内容、作業標準、関係法令などの理解に努め、専任者自らの資質の向上と事業所の安全衛生活動推進に寄与することを目的としている。

また、センター、会社としても、他事業所の安全に関するヒヤリハット情報の発信やポスター掲示などで、安全を最優先にした操業を徹底している。安全作業に欠かせない設備の保守や改良についても、災害を防ぐためのリスクアセスメント活動として技術の専門スタッフとともに継続して取り組んでいる。

具体的には、フォークリフトとの接触事故を防止するため、稼働中はメロディーホーンが鳴るよう設定したほか、フォークリフトの進行方向にブルーライトを投射し、歩行者とオペレーターの双方に対し退避距離を明確化した。また、ホイストクレーンから進行方向にブルーライト投射する機能を取り付け、吊り荷と作業員の近接、接触事故防止のための退避距離を明確にしている。

同社は「安全・品質・環境・コンプライアンスは企業存続の基盤であり、中でも安全は、現場で働く者が最優先すべきことだとして取り組んでいる。今後も会社全体の安全管理体制を整えるとともに、事故の原因・対策を従業員と共有し、一人ひとりの安全意識向上を図っていく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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