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奈良県野迫川村、灯油自動発注配送システム導入

2024年10月7日 (月)

サービス・商品配送計画ソリューション開発などを展開するゼロスペック(札幌市中央区)は7日、離島を除いて全国で最も人口が少ない奈良県野迫川村と村内の各家庭に安定的に灯油を供給する事業を始めると発表した。同社が開発した自動発注配送管理システム「GoNOW(ゴーナウ)」を使って、各家庭の灯油量を管理し、適切なタイミングで配送する。先月に事業契約を結んだ。

▲左:ゼロスペック代表 多田 右:野迫川村長 吉井 善嗣(出所:ゼロスペック)

野迫川村は人口350人で、高齢化や人口減少が進んだ結果、高齢化率は50%に達している。村唯一のガソリンスタンドが廃業したため、村が中心となって一般社団法人を設立し、スタンド経営を引き継いでいる。

ゼロスペックのGoNOWは、配送にかかるコストを低減し、効率的な配送を実現するために開発されたシステムで、灯油タンクにセンサーを取り付けて灯油量を遠隔監視。最適な配送時期やルートを立案し、配送回数の削減や担当者の負担を軽減する。

村では、高齢者の多い住民が、灯油切れを起こさないようGoNOWの導入を決め、各家庭のタンクにセンサーを取り付けた。同時に灯油の残量確認や配送を通じて、住民の生活状況を把握する「見守り」にもつなげていく。また、同社は、事業が円滑に進むよう配送オペレーションの一部を、北海道から遠隔でサポートする。

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LOGISTICS TODAY編集部
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