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調査・データイームズロボティクス（埼玉県ふじみ野市）は2日、本州で初となるエリア単位でのレベル4飛行および、日本で初めて鉄道上空を含むレベル4飛行の実証実験を福島県南相馬市鹿島区で実施すると発表した。取り組みは「国家戦略特区 新技術実装連携“絆”特区」の先進的ドローン運航実証として行う。
実証は12月9日12時30分-16時に実施。南相馬市鹿島区の指定エリアで配送と集荷を双方向で行い、佐川急便相馬営業所（福島県南相馬市）、前川原グランド（同市）、武田ファーム所有地（同市）を結ぶ。荷物配送から受け渡し、集荷物回収、エリア全体を活用したレベル4飛行ルート設定、鉄道を含む多様な空域での運航を検証する。
（クリックで拡大、出所：イームズロボティクス）
実証は、同社が現場整備と配送オペレーションを担い、デロイトトーマツが補助する。協力者は東日本旅客鉄道、佐川急便、ACSL、いわき保全、南相馬市。使用機体はACSL製「PF2-CAT3」で、外形寸法は長さ1174ミリ、幅1068ミリ、高さ601ミリ（プロペラ含む）。
今回の実証は、地域に点在する物流需要を横断的に把握し、エリア単位のレベル4運航によって制度面・運用面の課題を整理する取り組みであり、過疎地域や災害復興地域における新たな物流モデルの検討に寄与する。
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