認証・表彰成田国際空港は8日、同空港で国際航空輸送に携わる関係事業者とともにコミュニティを結成し、2024年度末までにIATA(国際航空運送協会)が提唱するリチウム電池の航空輸送品質認証「CEIV Lithium Batteries」の取得を目指すと発表した。コミュニティに参加するのは、航空会社が日本航空、フォワーダーが西日本鉄道、日新、三井倉庫エクスプレス、三井倉庫サプライチェーンソリューションの5社。
電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及に伴う車載電池の生産拡大や、EC(電子商取引)の急激な成長に伴い、リチウム電池を含む製品の航空輸送が今後も増加する見込みである一方、リチウム電池は危険品であることから、正しく輸送を行わないと重大な事故につながる可能性がある。今回結成したコミュニティ各社がCEIV Lithium Batteries認証を取得することで、リチウム電池を安全に輸送ができる事業者として認められるようになり、堂空港において安全の保証された高品質なサプライチェーンを提供することが可能になるとしている。
堂空港はこれまで、IATAが策定した4つのCEIV認証のうち、Pharma(医薬品)について14社による空港コミュニティを結成、2022年までに全社が認証取得を完了するとともに、空港として「CEIV Pharma パートナーエアポート」の認定を受けている。同社がコミュニティ各社のCEIV Lithium Batteries認証取得を支援することにより、特殊貨物の取り扱い品質の向上を目指すとともに、堂空港の航空物流拠点化を促進するという。
今後は、10月-2025年3月に参加企業によるトレーニングの受講、監査、認証検査の受検を実施、2025年3月に認証取得予定。
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