ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

カゴメ、インドにトマト加工の合弁会社設立

2013年5月1日 (水)

フードカゴメは4月30日、三井物産、インドの大手食用油脂・大豆粕メーカー「ルチ・ソヤ社」と共同でトマト加工品の製造・販売事業会社を設立することに合意した、と発表した。カゴメと三井物産は、共同出資会社を通じて事業会社の株式の60%を取得する。

インドは、中国に次ぐ世界2位のトマト生産国で、カレーのベースなどにトマトが使われているが、同国では生トマトとしての消費が中心で、国内のトマトの加工品化率は1%に満たないことから、トマト加工品の消費・市場が今後大きく拡大するとみられている。また、健康意識や食に対する意識の変化を背景に、外食産業でも質の高いトマト加工品への需要が高まりつつあるという。

そこでカゴメは、業務用商品として展開するトマト加工品の強みを活かし、トマト加工品市場を開拓していく。新事業では工場建設費6億円を投じ、2014年7月から大手外食チェーンなどへのトマトソースなどの生産販売を開始する。

2015年以降、ルチ・ソヤ社の販売力を活かして家庭用商品の販売を行う計画で、18年の年間売上金額は60億円を計画している。

共同参画するルチ・ソヤ社はインドで食用油脂・大豆粕などの製造・販売を手掛け、広範な物流・販売網を持つ最大手。