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東南アジア越境ECの課題は「配送コスト」

2024年10月9日 (水)

調査・データ東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームを運営するShopee(ショッピー)の日本法人、ショッピージャパン(東京都中央区)は9日、東南アジア越境EC(電子商取引)を実施・検討している企業の経営者・役員、担当者らを対象に実施した「東南アジア越境ECでの物流管理に関する実態調査」の結果を公表した。担当者の8割が物流課題に直面していた。

調査は9月11、12日の両日にインターネットを通じて実施。515人から回答を得た。

「東南アジアの越境ECを実施・検討するうえで、物流に課題を感じたか」との問いに対して、「非常に感じている」が39.1%、「やや感じている」が36.9%で、76.0%が課題を感じていた。

具体的な課題について複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「配送コストが高い」の62.7%で、次いで「配送日数の長さ」の53.5%だった。このほか、「配送中の商品の破損対応」(44.8%)や「通関手続きの複雑さと手間」(44.2%)といった答えも多かった。

また、物流体制の構築に時間を要した点では、「現地の法規制への対応」を挙げた人が57.1%と最も多く、「システム統合」55.6%、「適切な配送業者の選定」47.3%といった回答が多かった。

こうした物流に関する課題を解決するため、「どのような情報や支援があれば有効だと思うか」との問いには、「成功事例や失敗事例の共有」の46.4%が最も多く、「通関手続きに関するアドバイス」と「現地の規制や法律に関する情報提供」が45.2%、「現地の物流事情に関する詳細な情報提供」が43.5%という結果で、具体的な情報やアドバイスを求める声が多かった。

同社は「コストや日数といった課題が多く挙げられ、事例の共有や通関手続きをはじめ、現地の法規に関する情報提供ニーズがあることがわかった」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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