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東南アジアの越境EC調査、4割が物流拡充を重視

2024年12月18日 (水)

調査・データ東南アジア・台湾で最大規模のEC(電子商取引)プラットフォーム、Shopee(ショッピー)の日本法人であるショッピージャパン(東京都中央区)は18日、東南アジア向けの越境EC担当者518人を対象に「東南アジアの越境ECの2024年総括・2025年の展望調査」を実施した結果を公表した。

2024年の東南アジアEC市場において売上が前年と比較してどのような結果だったかと聞くと「大きく増加した」が30.4%、「やや増加した」が50.8%という回答だった。また、「大きく増加した」「やや増加した」と回答した人に、売上増加の要因を尋ねたところ、「効果的なプロモーション」が57.5%、「適切な価格設定」が40.6%、「在庫管理の最適化」が39.9%だった。また「物流オペレーションの改善」と答えた担当者は38%だった。

2025年に東南アジアへ越境ECを実施する上で重視したい要素を聞くと、「環境に配慮した商品・物流の実現」が41.3%、「AI・デジタル技術の積極活用」が40.2%、「物流・配送ネットワークの拡充」が38%だった。また、課題に感じているものは「配送コストの高騰」が48.1%、「現地の言語・慣習への対応」が41.3%、「現地の規制・法律への対応」が37.5%という回答になった。

同社によると、東南アジアのEC市場が引き続き成長を遂げている一方で、配送コストの上昇や現地の言語・慣習への対応といった課題が明らかになった。持続的な成長を実現するためには、こうした課題を克服しつつ新たな需要に応じた柔軟な戦略を策定することが求められると分析した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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