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アサヒ飲料、カルピスの国内飲料・物流機能を統合

2013年5月8日 (水)

フードアサヒグループホールディングスは8日、100%子会社のカルピスが持つ国内飲料事業、営業部門、物流機能を9月1日付でアサヒ飲料に移管統合すると発表した。

カルピス社の国内飲料事業、営業組織、物流機能、間接機能の一部をアサヒ飲料社に移管統合するもので、アサヒ飲料は社内に「カルピス営業本部」を設置し、コンク「カルピス」、「カルピス」ギフト、「カルピスウォーター」「カルピスソーダ」など、カルピスブランド製品を引き継ぐ。

また、カルピス社は、業務用事業(原液部門、加工用原料部門)、乳製品事業、海外飲料事業、飼料事業、ダイレクトマーケティング事業(健康食品などの通信販売)、国内飲料事業の生産機能、研究開発機能を担う事業会社となる。

アサヒグループHD社は、2012年10月にカルピス社を920億円で買収した後、物流やITシステムなどの統合を進めるとともに、カルピスブランドのグループ内活用を進めてきた。

チルド事業では、100%子会社のエルビーとカルピス社の業務提携により、エルビー社でカルピス社のチルド・LL商品の生産・物流・販売を受託するほか、3月にはエルビー社からカルピスブランドを活用したチルド飲料を発売した。

また、アサヒフードアンドヘルスケアでは、3月にカルピスブランドを活用した「ミンティア」や袋キャンディなどを発売している。