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メルセデス、蘭物流会社からeActros75台を受注

2024年10月18日 (金)

▲eActros 600(出所:ダイムラートラック)

国際ダイムラートラック(ドイツ)は17日、物流大手のサイモン・ルースがメルセデス・ベンツ・トラックに電気トラック「eActros 600」を75台発注したと発表した。

この契約により、同社の電気トラックの保有台数は合計135台となり、メルセデス・ベンツにとっても過去最大級の電気トラック受注となる。このトラックは主にオランダ最大のスーパーマーケットチェーン「Albert Heijn」への配送に利用される予定で、物流の電動化が進展する中で大きな役割を果たすと見込まれている。

同社は既に今年夏にeActros600の実用テストを開始しており、メルセデス・ベンツのテストエンジニアから特別なトレーニングを受けたプロドライバー3人が参加した。オランダ国内での配送業務で2万5000キロメートルを走行し、快適性や安全性、エネルギー消費、航続距離の面でその実用性が証明された。

今回の導入により、同社は配送ネットワークの電動化をさらに推進する計画だ。特に、eActros 600の航続距離は500キロに達し、電動車両の計画が容易になったという。同社のフリートマネージャーであるウィム・ロックス氏は、「このトラックはこれまでの電気車両の常識を覆す存在だ」と評価しており、電気トラックの導入を加速させる方針を示している。

eActros 600は、600キロワット時を超えるバッテリー容量を持ち、総重量40トンの状態でも500キロを走行可能とされている。この性能により、1日で1000キロを超える走行も現実的なものとなり、充電インフラの整備が進むことでさらなる活用が期待されている。2025年の第1四半期には、最初の車両が納車され、小売業への供給に活用される見通しだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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